2022年5月10日(火)
『信仰には徳を、……加えなさい。』ペテロの手紙第二1章5節、7節
「加えなさい」ということは、私たちにはやるべきことがある、ということである。
神がなさることを私たちがすることはできないし、私たちにできることを神がなさることはないということを、私たちはうかつにも忘れがちである。
私たちには自分を救うことも、また聖くすることもできない。
しかし、神にはできる。
神は私たちに良い習慣や立派な人格も与えてはくださらない。
また私たちを無理やり正しく歩ませようともされない。
そのようなことはすべて、私たちが自分ですべきことである。
神が始めてくださった救いを達成するのは私たちなのである。
「加えなさい」というのは、習慣を形成しなさい、ということである。
初期段階において、それは困難なことである。
自ら行動を起こす、というのは、進むべき道の端緒を作るのは自分である、ということである。
すでによく分かっているのに、どうやって進んで行ったらいいのか尋ねてはいけない。
行動を起こすのはあなたである。
躊躇せず、最初の一歩を踏み出せ。
神が語られたなら、それに基づいて、ただちに信仰をもって行動を起こせ。
自分が決断したことを考え直したり、変更したりしてはいけない。
神が、せよ、とあなたに命じられたのに、それをためらうようであれば、あなたは自らが拠って立つ恵みそのものをないがしろにしているのである。
行動を起こせ。
今、自分の意志を決定せよ。
退路を断て。
背水の陣を敷け。
「私はあの手紙を必ず書くことにする」
「私はあの負債を必ず返すことにする」と。
それを改変できないものとせよ。
私たちは、あらゆる事柄について神の御声に聞く習慣を身に着け、神が何と言っておられるかを知る習慣を形成しなければならない。
危機が到来した時に、私たちが無意識に神に目を向けているなら、その習慣が根づいたと分かる。
私たちが行動を起こさなければならないのは、これから先のことではなく、今いる場所においてである。
God Bless You!!
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