2019年2月26日(火)の手紙

2019年2月26日(火)


『いのちを彼はあなたに願い、あなたは彼にそれをお与えになります。いつまでも とこしえまでも限りなく。』詩篇21篇4節


神は私たちが求める以上のものを与えてくださる方です。

アブラハムはイシュマエルが御前に生き永らえますようにと神に祈りました。
彼は「確かにこれが約束された後継ぎであり、年老いたサラが子どもを持つことなど考えられない、だから神は私に後継ぎを約束された」と考えたからです。
そこで、「どうか、イシュマエルが御前で生きますように」と願ったのです。

神は寛大にもアブラハムにそのように願うことをお許しになりました。
しかし、驚くべきことに、神は後になってアブラハムとサラ老夫妻にイサクを与え、契約に関わるすべての祝福をお与えになったのです。

次にヤコブのことを考えてみます。
彼は請願を立て、主なる神に、食べるパン、着る着物を与えてくださるようにと願いました。
神は彼に何を与えたでしょうか。
彼がベテルに戻ったとき、彼は何千頭もの羊とラクダ、そして多くの富を持つことができるようになったのです。

神は祈りを聞いてくださる方であり、私たちの願いをはるかに超えて、多くのことを実現してくださる方です。

さらにダビデについては、「いのちを 彼はあなたに願い、あなたは彼にそれをお与えになります。
いつまでもとこしえまでも限りなく」と言われています。
そのとおりに神はダビデに長命を与えられただけでなく、代々その子たちのために王座をも与えられました。
ダビデは主の御前に座り、主のあわれみによって敵に打ち勝ち、彼らを征服したのです。

「ところで、このことは新約聖書にも同様に適用していいのですか」と問うかもしれません。
そうです、そのとおりです。
福音書の伝えるところによれば、人々が中風の人を床に寝かせたまま、主イエスのところへ連れて来て、癒してくださいと願ったことがありました。

そのとき「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪は赦された」と主イエスはおっしゃいました。
主ご自身が癒しを願ったわけではありませんでした。
確かにそうでした。
しかし、神は私たちが願うこと以上のものを与えてくださる方です。

間もなく処刑されようとしていた貧しい強盗の謙虚な祈りを聞いてみます。
彼は「イエス様、あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください」と願いました。

するとイエスは彼に言われました。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます」と。
彼はそのような栄誉を受けることなど夢にも思っていませんでした。

あなたが求めさえすれば、求めてもいなかったこと、あるいは、与えられるとは思ってもいなかったものまでも、手に入れることができるようになるのです。

God Bless You!!


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