2013年10月31日(木)

2013年10月31日(木)


『どうか、わが叫びにみこころをとめてください。わたしは、はなはだしく低くされています。わたしを責める者から助け出してください。彼らはわたしにまさって強いのです』詩篇142篇6節


ダビデは、洞窟の中にいて八方ふさがりの状態だった。
これは、ダビデがサウル王から逃亡していた時の事だ。

執拗に追いかけられ、生命の危険を感じ、息が詰まるほどの恐怖に怯えながら、ダビデは神様に向かって助けてくださいと求めた。

彼は、恐怖心から来る嘆きを、神様に打ち明けている。
誰にもかえりみられない孤独感から、神様に向かって叫んでいる。
絶望的な状態にいたので、救い出してくださいと懇願している。
牢獄にいるような状況から解放されるように、願っている。

私達は今、どんな洞穴の中にいるだろうか。
深い悲しみという名の洞穴だろうか。
病気という名の洞穴だろうか。
それとも、決断ミスによって引き起こされた苦難という名の洞穴だろうか。
または、疑問や疑いの洞穴に閉じ込められ、確信や喜びを奪われているのだろうか。

洞穴に閉じ込められた時、ダビデは、神様の憐れみを請い求めた。
神様を自分の隠れ家にした。
そして、最終的に自由になったなら、その自由は神様をたたえるために使うと約束をしたのだ。
最後に、神様を信じる仲間によって慰められる事を待ち望んだ。

ダビデは、嘆きから始まって信仰に至った。
絶望感は賛美に変わり、孤独感は友愛に変わった。
私達もまた、洞穴から多くのものを得る事ができるんじゃないだろうか。

God Bless You!!

a:62 t:1 y:0