2013年10月25日(金)

2013年10月25日(金)

『主は言われる、「わが牧場の羊を滅ぼし散らす牧者はわざわいである」』エレミヤ書23章1節


マルティーン・ルターは、1517年に「95箇条の提題」をヴィッテンベルク教会のドアに打ち付けた。

ルターは、宗教改革の指導者として有名だ。
彼が勇敢に立ち上がった事で、教会の歴史は転換期を迎えた。
勿論、ユダヤ人に対する差別的な発言など、非難されるべき事はあるだろうが、やはり、彼が担った功績は大きいと言わざるを得ない。

ルターの情熱的な行動は、とても勇気のいる事だった。
当時、教会は免罪符を売って民衆の罪を赦すという働きがあった。
そのために、人々は、お金と引き換えにわざと罪を犯す事ができたのだ。
彼は、この教会の働きを痛烈に批判した。

ルターは、この働きを廃止させようと頑張るので、当時の宗教界では嫌われ者だった。
事実、彼を黙らせようという様々な試みがあったほどだ。

ルターが歴史に登場するずっと昔、預言者エレミヤは、御言葉の力を心に強く感じた時に、神様の真実が歪められる事を固く拒み続けた。

神様のために生きるとは、神様の恵みと赦しを与える生活を意味しているけれど、それはまた、真実のために大胆に戦う生き方でもある。
心の中に、御言葉が宿っているなら、温和な気分でいられる時ばかりじゃない。
神様の真理が、炎のように燃えさかり、攻撃されるとわかっていても腐敗に立ち向うようにと、私達を促し導く時がある。

それはまさに、仲間外れを恐れて口をつぐむよりも、真実を伝えて拒絶されたエレミヤのように…。

God Bless You!!


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