2013年10月2日(水)

2013年10月2日(水)


『わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした』テモテへの第二の手紙4章7節


人生の黄金時期を迎えて、突然、自分の人生が空しく無意味だと思う人達が少なからずいる。
仕事は順調だし、楽しい事もしてきたけれど、親友がいるわけでもなく、朽ちない何かを残したわけでもない、そんな自分の人生を振り返り、考えてしまうのだろうか。

成功への階段を昇っているつもりだったのに、ふと気がつけば、昇り続けてきた階段は、間違った所に続くものだったなんて人もいるかも知れない。

パウロは、自分が召された奉仕は、やりがいのある働きだったけれど、決して楽ではなかったと振り返っている。
成功を計る世間的な基準に照らせば、彼の生涯はほとんど無価値なのかも知れない。

パウロは、処刑前に閉じ込められていた寒くジメジメした地下牢で、テモテへの第二の手紙を書いた。
ほどなく、正気を失ったローマ皇帝ネロの前に引き出され、彼はその生涯を閉じる事になるのに。
呑気に、手紙なんて書いている場合じゃない。
落ち込み、自分の人生を嘆き、神様に不平不満を語るのには、もってこいの状況だ。

だけど、パウロは死の後、王の王であるお方から、命の冠を受ける事を知っていた。
また、私達は今、彼の人生が歴史に多大な影響を与えている事を目の当たりにしている。

結局は、何を目的に生きるかが、とても大切な事なのだ。
イエス様と一緒に歩む敗北者はいないし、悪魔と一緒に歩む勝利者なんて存在しない。

あなたは今、何のために生き、誰と一緒に歩んでいるのだろうか…。

God Bless You!!

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